「自分史年表」に書きにくさを感じたら、「自分史月表」はいかがでしょう? なかなか便利です。

自分史活用アドバイザー 西山真由美

「自分史年表」は自分史づくりの第一歩として、人生をふりかえるための非常にすばらしいツールです。

自分史活用アドバイザー認定講座でも、私自身が開講する講座でも、まず最初のワークとして人生のふりかえりを目的として、受講生のみなさんに「自分史年表」をつくっていただきます。短時間のワークの中で人生全体をざっくりふりかえることができます。

このすばらしい「自分史年表」ですが、少し書きにくさを感じることは否めません。
一番の書きにくさは、やはり年の区切りと、4月始まりという年度ごとの節目が一致していないということでしょう。

日本では入学や進級、卒業、就職など人生の節目は4月、そして、年度というサイクルで社会全体が動いています。それを年表に当てはめようとすると、西暦、和暦、自分の年齢、学年を一致させるのに少々苦労したり、混乱してしまって、書きにくさを感じてしまいます。

そこで、私は、講座などで短時間に人生全体をふりかえってもらう場合には「自分史年表」を使いますが、少し書きにくさを感じる方や、じっくりふりかえってみたいという方には、「自分史月表」をご紹介しています。私自身、自分史づくりの材料、ライフログとして「自分史月表」を作成しています。

「自分史月表」はエクセルで作成し、パソコン作業の合間に思い出したことを入力しています。月ごとに一つのセル、1シートに12ヶ月×10年分(120行)、そして、人生100年時代ということで10シートを1ブック(=「自分史月表」)としています。

月ごとにセルがあるので、入学や卒業、就職などとても入力しやすくなります。自分だけではなくて、子供や家族のライフイベントや年齢、学年もあまり考えずに入力できます。

この「自分史月表」が思いがけず役に立ったのは、再就職のための履歴書や職務経歴書を書いたときでした。卒業、入学、就職が何年だったか、資格取得が何年何月だったか、勤務期間がどれくらいだったか、すぐにわかります。

また、別の活用方法としては、子育てがひと段落してこれから再就職しようと考えている主婦の方や、エクセルの練習をしてみたいシニアの方々が、パソコンの練習をする題材としても、エクセルでの「自分史月表」づくりは適しているのではないでしょうか。

「自分史年表」に書きにくさを感じたら、「自分史月表」はいかがでしょう?
なかなか便利です。

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