わたし本の制作例-3-

株式会社文研ビズでは、『わたし本』という自分史を提唱している。
私がサンプルとして作った『背中をトン-基本の手相編』を実践例としてこれからしばらくの間、書き綴っていこうと思う。

企画書を書く

テーマが決まれば、次に企画書を書く。
これが楽しい作業なのである。この工程が楽しくない人は選んだテーマが悪いのかもしれない。
モチベーションが高まらないときは、テーマの再検討をオススメする。

その企画書だが、誰に提出するわけでも、誰かに承認をもらうものでもない。
あくまでも自分のためのものだ。ただし人に説明できる内容にしておく。
どういう覚悟でどういうものをアウトプットするのか。それには工数をどのくらいかけるのか。
その程度でよいのだ。また方針変更もあり得る。かまえて作るモノでもないのだ。

ぼくの場合の企画書はこうだった。

・制作期間:4ヵ月
わたし本の標準スケジュールは4ヵ月。なのでそのペース配分を自覚するためにも4ヵ月かけて制作する。

・テーマ:
手相術に興味を持った理由、手相術に期待していること、手相術のノウハウの一部公開。
趣味である手相術に対してのぼくの考え方を通して、ぼくを理解してもらう。
ちょい上と言いつつも「自分史」であることに変わりはない。最終目的は「書き手である自分を読み手である他人に知ってもらう」だからだ。

アウトプット:A5サイズ本文60ページ、中綴じ、モノクロ1色刷、表紙厚紙、本文コピー用紙、50部

・予算:
取材/情報収集は不要なので、ほぼ原稿制作は0円。
印刷製本は自作する。
プリンタもパソコンも持っているので、紙代とインク代とホッチキス代。
A5サイズ60ページを想定しているので、a4用紙が15枚と表紙用の厚紙が1枚で1冊分。50部としてa4コピー用紙が750枚。厚紙が50枚。モノクロ1色刷なのでインク代を入れても1000円程度と見積もった。

読み手:
脱サラ後に知り合った人に自己紹介代わりに渡す。

編集者:
以前勤めていた出版社で早期退職した方と定年退職された先輩2人に原稿の校閲をお願いすることにした。
この先輩方には文研ビズの外部委託スタッフとしても協力していただくようお願いし了解してもらった。

このようなアバウトな企画書を作った。

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