セミナー講師と自分史

先日、渋谷の居酒屋にて第5回自分史酒場を開催しました。この自分史酒場とは第一線で活躍される方々をお招きし、前半15時~17時までのお店の閉店時間やアイドルタイムを利用してセミナーを行います。

『自分史』という名前に特にこだわったわけではありませんが、過去5回開催してみて、この『自分史』というキーワードが重要なことに気付かされました。

講師の方の専門性もはじめからあったわけではありません。さらにすんなりと今の道を見つけたわけでもなく、またこれからもどうなるかわかりません。どんな方にもいえることですが、今の仕事や専門性は過去の自分の経験から成り立っています。

今回第5回目の講師も、お父様の死が大きなきっかけとなり、看護師となり、また看護師として高齢者看護に従事している際、“メイクセラピー”と出会い、今があります。

どのセミナーもまず講師が自己紹介をします。自己紹介はほとんどのセミナーでは2~3分で終わり、まず本題での話ということであっさりした感じで行うことが多いかと思います。
自分史酒場では「なぜ、その人がこの道を見つけ、そして専門性を身に着けるようになったのか」という部分にこだわりを持ち、そのためには講師に自分史を語ってもらうことが結局は一番早いことになります。『自分史酒場』なのですから遠慮なく前半の1時間ぐらいを使い、じっくりと講師の自分史を語ってもらいます。この自分史と今の専門性がつながることで参加者の納得性も高まり、後半、酒場の部分である懇親会でも話題が盛り上がります。

セミナーや講演会は世間でいくつも開かれていますが、その中で講師の『自分史』を思いっきり語れるものは少ないと思います。ここが自分史酒場の強みですのでこれからも大いに講師には自分史を語っていただきます。

第5回自分史酒場の様子を、企画者の福山さんと講師の大平さんがそれぞれのブログで語っています。

【家族で考えるコト研究所ブログ】
http://family-labo.jp/2016/04/25/seminar-info06/

【CHISIOSTYLE~妻であり母でありメイクセラピスト】
http://ameblo.jp/chishioohira/entry-12154168769.html?frm_src=thumb_module

 

馬場敦(一般社団法人自分史活用推進協議会理事)

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