自分史オンステージ「書籍部門」に参加して

自分史で福島県を元気に!
自分史を綴ることで、ふくしまの記録を残すことのお手伝い
自分史活用アドバイザーの武田悦江です。

【自分史オンステージ「書籍部門」に参加して】

8月7日(金) 東京・大井町「きゅりあん」で開催された「自分史フェスティバル2015」では、自分史オンステージ「書籍部門」に登壇させていただきました。2012年初春に福島県の出版社から出した「福島県民23人の声~3.11大震災と原発を乗り越えて」という本の紹介です。

実は当初、この本について語ることに抵抗がありました。なぜならば主人公は、本に登場する23人の人たち。私はその人たちの気持ちを文章にしただけにすぎないと思ったからです。ただ、オンステージ司会者の河野理事とお話しする中で、気持ちに変化が訪れました。福島県の災害を語る23人の方々は、表舞台に立つ人たち。対する私は黒子的な存在です。

「黒子だからこそ、語れるものがあるのではないか」

オンステージ当日は、2011年当時に福島県民が遭遇したことを簡単にお伝えし、それから4年半たった今、私たち福島県民がどう暮らしているかを報告しました。会場に集まった方々は首都圏在住の方がほとんどです。その方々を前にして私は、福島県の人々の「心と感情の変化」を語りました。

たった5分の発表でしたが、伝わるものはあったと思います。いまだ福島県は、復興という言葉を語ることが難しい立ち位置にいます。私がお話ししたことは、ほんのわずかではありましたが、いち福島県人としての思いをお伝えすることができました。

9月16日(水)から1週間にわたり、日本橋三越本店本館7階の「はじまりのカフェ」でも、「自分史フェスティバル2015」が開催されます。多くのアドバイザーがみなさまのご来場をお待ちしています。

 

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