郡山市で開催した「自分史で、ふくしまをおもしろく」終了報告

自分史で福島県を元気に!
自分史を綴ることで、ふくしまの記録を残すことのお手伝い
自分史活用アドバイザーの武田悦江です。

様々な自分史の形を体験していただく「自分史で、ふくしまをおもしろく」は、おそらく福島県でも初の試み。おかげさまで、無事に終了いたしました!

4月17日(日)から、毎月第三日曜日に、福島県郡山市で開催した「自分史で、ふくしまをおもしろく」。おかげさまで無事に終了しました。講師陣は、すべて首都圏在住の自分史活用アドバイザーのお仲間です。

初回に前田代表理事を迎えた4月は、九州・熊本で地震が起きた直後でした。遠く南の地に思いを馳せながら「自分史とは?」「自分史を書く人たちへの寄り添い方」を学びました。

続く5月は、河出理事を講師に、出版社社長である理事ご自身の自分史をひもときながら「事業を受け継ぐこと」や「出版社の役割」から始まって「自分史を簡単に作るコツ」を教わりました。

6月は柴田講師からiPad用の自分史作成アプリをダウンロードして簡単な自分史を作る方法を教わりました。iPadで、自分の過去の体験と関連する日のニュースを映像で見ることができたり、旅行記録を地図でも再現できたりするのを知ると、みなさん夢中になって画面をさわっていました。自分史といえば手書きで、あるいはワードで文章入力をするもの…。と思われている方がほぼ全員だったので、受講生の皆さんには新鮮な驚きを感じていただけたようです。自分史に対する新たな広がりができた回でしたね。

そして、いよいよ最終回を迎えた7月17日。企業研修講師として国内外を飛び回る河村講師をお迎えしました。内容は過去の体験を書き出し、共通項を見つけます。次に共通項から見つかった土台を言葉にして、自分の人生を再評価します。そこから人生のゴールを定め、ゴールにたどりつく課程を心の中で描きます。2時間30分と長時間のワークでしたが、合間に話し合いの時間を設けながら、みなさんが自分自身と真剣に向き合う様子は圧巻でした。

受講後のアンケートでは「自分史は文章を書くだけではなく、自分再発見の手段だと知った」「自分史は人生を豊かにする一つなんだと感じた」「自分の足下を見つけるきっかけができた」「自分史への興味が深まった」という、とても前向きな感想をいただきました。

首都圏在住のアドバイザーの先輩方を、郡山市にお呼びして、さまざまな自分史の形を紹介していただく、というこの試み。思えば、このアイデアが浮かんだのは昨年夏の「自分史フェスティバル」の頃でした。大井町きゅりあんを会場としたイベントが終わり、9月からはいよいよ日本橋三越で1週間のロングランが始まるという前に、我が家の次男が発熱。短期入院となったのです。付き添いの夜、床の上に敷いた簡易ベッドで「失敗しない自分史」((社)自分史活用推進協議会推薦図書)を読みながら、自分史の勉強をする中でひらめいたのでした。「ふくしまのみなさんに、様々な自分史を体験していただき、自分史のおもしろさを知っていただこう」と。

今年もまもなく「自分史フェスティバル2016」が開幕します。8月7日に福島県南相馬市で、協議会が特別協力した「自分史×地元史」聞き書きリーダー養成講座が開かれた後、8月25日は第1回目のフェスティバル会場だった江戸東京博物館で開催。9月14日から日本橋三越本店で1週間。それぞれ趣向を変えた自分史の世界を、ぜひ会場にいらっしゃってご体験くださいね。アドバイザー一同、みなさまのご来場をお待ちしています。

 

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