幸せの自分史づくり【自分史活用アドバイザー認定講座】

「幸せの自分史づくり」でひとりでも多くの人を幸せにと、らしくラボを主宰する河野初江アドバイザーが、自分史のさまざまな魅力と作る楽しさを紹介します。今回はその第8弾。

【自分史活用アドバイザー認定講座】

自分史活用アドバイザーとして活躍するためには、一般社団法人自分史活用推進協議会が主催する自分史活用アドバイザー認定講座を受講し、認定を受ける必要があります。

朝早くから夕方まで、全部で8章の講座とワークショップを経験するのですが、終わる頃には受講者どうし意気投合。長年の友人のようになっているから不思議です。最後に1枚、記念写真を撮影するのですが、いつも元気いっぱいの笑顔に。

8章の課題をすべてやり遂げたという自信と、ワークショップを通じて自分を見つめ直すとともに相手を理解できたという喜び、それが目の輝きとなって現れるのですね。

3月には、大阪開催の認定講座に講師として伺いました。地元大阪だけでなく愛知、岡山、徳島……と近畿、中国四国地方からも参加くださいました。私の郷里岡山に近いせいか西国のお国言葉が懐かしく思え、楽しく講師を務めることができました。

全国同じテキストで同じワークを経験していただくのですが、地域や参加する方の職業、年代によって、毎回違う反応があり、それが講師としてのやりがいにもなっています。

ワークでは自分史の企画づくりにも挑戦します。大阪の認定講座でおひとり、記入シートを前に考え込む方がいました。その姿があまりにお辛そうだったので思わず声をかけました。

「震災のことを書こうと思っているのですが……タイトルをどうすればいいのか、と」

大阪の方でした。どんなに時間が経とうと震災という言葉を口にするのさえ辛い、そういうことなのだと気づき、私は言葉を失いました。その地域その地域に忘れられない記憶があり、癒えることのない悲しみがあることをあらためて知り、大阪で認定講座を開催して本当に良かったと思いました。

一緒に受講した仲間は、アドバイザーになってからも身近で頼れる仲間として、またありがたいライバルとして、自分の成長になくてはならない存在となります。

4月19日東京5月24日仙台5月31日浜松6月28日東京と、次々に開催が予定されています。いろいろな地域にお住まいの方が受講くださることで、全国どこでも自分史活用アドバイザーがいて、誰もが気軽に相談できるようになります。早くそうなるといいなあと思っています。