しまなみ海道を自転車で行く。そして「自分史」について考える。
先日、しまなみ海道(今治~尾道)を家族でサイクリングしました。コースは今治側出発の途中折り返しです。
日ごろ自転車にあまり乗る機会がないので心配でしたが、私と次男は約45km(伯方島折り返し)、主人と長男は約70km(因島折り返し)を一日で走破することができました。
橋の上から心ゆくまでゆっくりと眺めることのできる、きらきら光る瀬戸内海や、海に浮かぶ島々の景色はとても美しく心に残りました。高速道路のすぐ横を、自転車や徒歩で行けるというのは、非常に珍しく、最近は海外からの観光客も多くなっており、「サイクリストの聖地」とも言われています。
自分史活用アドバイザーになってから、自分史について考えることが多かったせいか、自転車をこぎながら、息が上がりつつ、橋を人生になぞらえて考えていました。
島々をつないでいるこの巨大な建造物である「橋」は、遠くから見ると、一見、とても平坦で、あまり苦労せずに快適に走れそうに見えます。私も走る前はそう思っていました。
しかし、実際に自転車で走ってみるとまったく違うことに気づかされます。上り下りがあり、車が通ると、大きな揺れ、小さな揺れもあります。そして、島から橋に上がるまでにはかなりの高低差があります。
「これって、人生と同じかな。」と、ふと思いました。
他人から見たら、平凡で、普通に幸せそうに見える人生でも、実際に生きたその人自身にとっては、上り坂も下り坂もあり、時に大きな揺れもあったかもしれません。
過ごしてきたその人にしかわからない、その時々の気持ちや、出来事があるのだと思います。
自転車をこぎながら、そんな「ごく普通の平凡な人生」の自分史づくりに寄り添っていける自分史アドバイザーになれたらいいなぁと思っていました。
先日の西日本豪雨災害の影響で、観光にも影響が出ているそうです。今まで通り、応援の気持ちを込めて観光することも一つの支援になるのではないかと思います。「ふっこう割」等を利用して、ぜひ四国へ、しまなみ海道へ、愛媛県へお越しください。