第2回「スマホ自分史大賞」受賞者発表
誰もが気軽に動画の撮影や編集ができる時代。新たな自分史のスタイルとして誕生したのが60秒の自分史動画、「スマホ自分史」です。
そんな自分史動画をもっと多くの人に知っていただき、楽しんでもらいたいという思いから、2019年に「スマホ自分史大賞」を発足させました。
今年で第2回目の開催となる「スマホ自分史大賞」では、みなさまから自分史動画作品を募集し、特に印象深いと感じた作品を表彰させていただいております。
今年も大賞、佳作の受賞作品がそれぞれ決まりましたので、ご報告申し上げます。
なお、前年は自分史イベント「自分史まつり」の中で表彰を行っておりましたが、今年はコロナウィルスの影響を鑑みWEB上での発表をもちまして表彰に代えさせていただきます。
●大賞
「母と娘の自分史」渡辺弥生
●佳作
「道」小林和貴、西凛太郎
「父の残した『自分史』」三原邦子
「お弁当史」磯邉まみか
■審査総評 「スマホ自分史大賞」審査委員長 前田義寛
全作品に「自分と家族」の「絆と感謝」を感じました
自分史の形はいろいろありますが「スマホ自分史」もその一つです。
身近なスマホをツールに「自分史」を60秒内で表現するという試みです。
2020年「スマホ自分史大賞」募集には20作品の応募がありました。
60秒で何を表現するか、応募作品には様々な工夫とアイデアが見られました。短い時間の中に「自分史」の断面を切り取って表現した作品、「家族の中の私」、「父母と娘の絆」など「自分と家族」との関係を表現した作品が多数を占めました。
審査を通じて、私は応募作品に流れる共通項は、家族との「絆」と「感謝」、そして温かな「愛情」ではないかと思いました。
それは佳作3作品に共通していえることです。
「道」は、仲良し二人組のさわやかな友情の記録としての「自分たち史」でした。
「父の残した『自分史』」は、自分の声と文字で簡潔に紹介、父娘の絆を感じさせます。
「お弁当史」は、毎日の弁当を克明に画像に残すことで娘の成長の記録としました。
「スマホ自分史大賞」に輝いた「母と娘の自分史―新しい生命の誕生」は、妊娠7か月の胎児の写真を見守る母親の心境に重ねて母と娘の自分史の断面を60秒の中に凝縮していました。
自分史の始まりは命の誕生から始まることを感じさせた作品でした。
選外となった作品も、それぞれの表現で「自分と家族」への「感謝と愛情」が伝わってくるすばらしい「スマホ自分史」でした。
「自分史とは何か」を改めて考えさせられる作品もありました。
その意味で応募作品のすべてから、優劣つけがたい作者の皆さんの自分史への熱い思いをしっかりと受け止めさせていただきました。
ありがとうございました。
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「第2回スマホ自分史大賞」入賞作品は、一般社団法人自分史活用推進協議会のYouTubeチャンネルでご覧いただけます。