ときめきの自分史―自分史活用アドバイザーの世界
コロナ禍でしばらく途絶えていた自分史活用アドバイザー認定講座「会場コース」が再開して1年が経ちました。この1年でまた新たな自分史活用アドバイザーが誕生しています。
では、どんな人が自分史活用アドバイザーになっているのでしょう。自分史活用推進協議会では毎年、自分史活用実態調査をしています。2023年自分史活用実態調査によると、主にライター・編集・印刷といった制作分野の人が4分の1、講師・コンサルタントといった研修分野の人が4分の1、終活・保険・士業といった営業分野の人が4分の1、そして残る4分の1がボランティアとなっています。
自分史の領域で活動することを選ぶ人は、仕事という側面と同時に何らかの形で社会の役に立ちたいと思っている人が多いと言ってよさそうです。資格取得動機にもそれが表れており、ビジネスのため、社会貢献のため、生きがい、自己啓発と4つの動機がほぼ同じ割合で並びました。
年代は50代、60代が中心ですが、40代も一定数を占めています。40代は子育て世代でもあり、自分のルーツに関心を持つ機会が多くなる時期でもあります。また、現役世代として日々忙しい毎日を送る中で自分らしい生き方とは何かを考える時期でもあることから、原点としての自分史に目がいくということも多いようです。
さて、こうして自分史活用アドバイザーとなった先輩たちは、資格をとった良さをどう感じているでしょう。
記述式で聞いたところ、「協議会のホームページに載ったことで広く自分のことを知ってもらえるようになった」「ライフプランの相談にのる時、自分史活用アドバイザーの肩書があることで安心して自分のことを語っていただける」「他のアドバイザーの講座に参加したり助言してもらったりすることで自分史講座を開催できるようになった」など、自分史を通じて社会との接点が広がったり、相手の方とより深いおつきあいが可能になったりしていることが伺えます。
協議会は今年も「会場コース」「通信―ス」の2つの方法で「自分史活用アドバイザー認定講座」を開催していきます。自分のスタイルあった方法で受講し、自分史を通して自分の世界を広げてみてはいかがでしょう。
自分史活用アドバイザーについてもっと知りたい方は以下をご覧ください。