自分史作成で携わった方から、頂いた事
2010年7月に有る団体を立ち上げたⅠ氏を紹介頂きました。
とても前向きなお方で、「自分の足跡を残すことはとても大事なことだ」と私たちの自分史事業を大変応援して頂きました。
先ず、「私の本を作りなさい。」
「そしたら、この会の代表者を紹介するから、代々作ってあげなさい」
確かに2代目会長、3代目会長の自分史や社史を作らせて頂きました。
そして今月から、4代目の会長の自分史づくりに着手します。
15年も経っても、繰り返される約束に只々身体が震えるほど感動しています。
しかしその間には、作業の中断もありました。
2代目の時も、本人が判断できなくなってしまい長い間進行しなくなったこともありました。
もうお蔵入りかと思いましたが
しかし、葬儀が終わったあと、四十九日に参列者全員に配りたいと500冊も納品しました。
3代目の時も着手から納品まではやはり5年程かかりました。
そして2代目会長の紹介で4代目会長にバトンが引き継がれます。
Ⅰ氏は、仕事はとても厳しいお方でしたが、人間関係はとても優しくて家族を大変大切にしていました。
Ⅰ氏の自分史納品の時、いつもは鬼瓦のような険しいお顔から涙が溢れ、奥様と抱き合い二人で大泣きしている姿が忘れられません。
Ⅰ氏の様になりたいといつしか思う様になりました。
その後ふたりの子宝を授かった私は、
Ⅰ氏のご自宅の床の間に飾られていた掛け軸から、1文字づつ漢字を頂きました。
そこには、「明朗愛和」と書かれていました。
長女に「愛奈」
長男に「和志」
と命名しました。
Ⅰ氏に誓ったように、これからも自分史で人を幸せにしていきたいと思います。



