自分史がこれからなにをやるのか
このコラム原稿がアップされる1週間前、今年2025年元旦に公開されたはずの、河出岩夫協議会理事による「自分史を味わうための読書(3) 自分史の原点」にも書かれているように、今年は戦後80年、そして自分史誕生50年の大きな節目です。
その8月15日に向けて、私たち一般社団法人自分史活用推進協議会は当協議会認定自分史活用アドバイザーによる「今に残る戦争体験」、今のこプロジェクトを進めて参りました。
本年8月15日にそれを発表できるよう、協力して邁進しているところです。
昨年2024年末の新聞紙面によりますと、昭和改元100年は2026年だそうで、その年に、政府が主催して記念式典を開き、戦争の悲惨さや戦後の経済成長への努力を継承、伝承するための施策を進め、その時代を顧み、将来に思いをいたすとのことです。政府によらない、国家によらない、民衆による戦争の悲惨さや戦後の経済成長への努力の継承、伝承はますます価値あるものとなることでしょう。そしてそれは政府による、そして国家によるそれへも大いなる影響を与え、新しい、これからの日本をより良く舵を切っていくのに、一役買っていくことでしょう。
2024年元旦には能登半島地震があり、その後の水害もあり、現地の復旧には程遠い状況で胸が痛みますが、2024年1月2日には航空機事故がありました。年末には外国でまた航空機事故があり、日本航空、三菱UFJ銀行、みずほ銀行でシステムエラーがつづきました。機械、システムには故障、エラーはつきもので、適切な管理が必要です。日本ではロケット打ち上げの失敗もつづいていますね。どうなのでしょう。
ますます人手不足が進むと言われている昨今。重要なのは人と技術と言われます。人にはヒューマンエラー、ミスが必ずあり、技術にもエラーや、バグなんてものもあります。補完しあうことが必要と誰しもが思うことではあるでしょうが、バランスよくとはなかなかいかないもののようです。
私の結論は結局ここに行き着くのですが、日々日常的にのぞむ自分史(業務等を含む反省、振り返り)でPDCAを間断なく回し、次への改善を積みかさねるだけしかないのではないでしょうか。
仕事も家庭も自らの生涯も。社会も、国家も。
半自叙伝は菊池寛も書きましたが、半世紀を生きたばかりの
自分史がこれからなにをやるのか。どうぞお楽しみに。