朝日新聞の記事に自分史が取り上げられました

朝日新聞11月1日朝刊『be』1/2ページで自分史が大きく取り上げられました。

(be report)就活、教育にも効く「自分史」:朝日新聞デジタル

一般社団法人自分史活用推進協議会の全面協力による取材記事で、自分史活用アドバイザーのコメントも紹介されています。【就活、教育にも効く「自分史」】という大見出しで、従来からの「自分史」のイメージや利用のされ方以外の活用事例を紹介し、自分史の広がりについて解説しています。

近藤京子アドバイザー:就活での活用例
河村庸子アドバイザー:転職志望者の自分史活用

1975年に歴史家の色川大吉氏が「自分史」という言葉を考案し、最初のブームが起きてから40年経過して、現在ではネットの普及などにより自分史は以下のように多様化し、活用されていると書かれています。

・退職、金婚式などの節目に自身の人生の記録として
・自分の最後を見つめ準備する「終活」の記録に
・家庭の出来事や思い出を残す「家族史」として
・就職、転職活動で自身を見つめ直す「自己分析」として
・子どもの自我や感受性、文書力を養う教育に
・日々の行動や食事等を残す「ライフログ」として
・自身の思いや記録、家族へのメッセージを動画でも

このブログでも以上のような自分史の様々な活用について書いてきましたが、このように一般紙でも同じようなかたちで取り上げられていることを見ると、単なる理論ではなく実際に自分史が生活の中で取り入れられている現状を感じることができます。

また、従来の人生を振り返り一代記をまとめるというような一般的な自分史もいろいろとかたちを変えていると書いています。自分史を残したいが自分で原稿を書けないという人向けに「代筆サービス」の存在についても触れています。

朝日新聞の記事ということもあり、朝日新聞のサービス「朝日自分史」について書かれています。

来年は戦後70周年ということもあり、新聞、雑誌、テレビなどこれから様々な特集が組まれると思いますが、戦争体験などが大きく関わる「自分史」に関しても、これからますます注目され、取り上げられる機会が増えていくことが予想されます。

馬場敦(一般社団法人自分史活用推進協議会理事、事務局)