受講者さんから面白い川柳を教えていただきました。川柳から垣間見える「自分史」のイメージ

自分史活用アドバイザー 西山真由美

受講者さんから面白い川柳を教えていただきました。
「家族さえ 読まぬ自分史 書き始め」
という作品です。インターネットで調べてみたところ、公益社団法人全国老人福祉施設協議会主催の「60歳からの主張」コンクールの入賞作品でした。くすっと笑える。楽しい川柳です。イマドキの言葉で言うなら『自虐』川柳かな。

自分史を書いてみたいけれど、「自分史を書いたって誰が読んでくれるだろうか」と思う。家族に読んでもらうことを想定して書くにしても、実際は読んでくれるかどうかはわからない。でも書いてみたい。そんな気持ちを詠んだ川柳でしょうか。

この川柳を教えて下さった受講者さんも、
「誰が読んでくれるか、わからんのんじゃけど(わからないけれど)」
と言いながら、人生を振り返って、自分の歩んできた道をまとめてみたいという思いで、自分史作品を出版されました。

きっと、この川柳の作者の方も、自虐で川柳にしつつ、楽しく自分史に取り組まれたのではないかと思います。

以前見かけた公民館だよりの川柳サークルの作品発表欄に、“次回のお題は「自分史」です”という連絡事項が掲載されていました。地方の小さなサークルでも「自分史」がお題になるほど、浸透してきたのかと、感激した出来事でした。残念ながら、どんな川柳が詠まれたのかは分からずじまいでした。

私は全国紙の新聞の紙版とデジタル版の両方を購読しています。新聞には俳句、短歌、川柳などの投稿欄があります。デジタル版だと、全国の各地方版の投稿欄も見ることができます。デジタル版の新聞で「川柳 自分史」と検索すると、おもしろい川柳がたくさんあります。プロの講評もなるほど、と感心させられます。
もちろん普通にインターネットで検索してもたくさん出てくると思います。

俳句や短歌のように、人生その時々の出来事や感情、情景を詠んでいる川柳があります。その場合、時系列で並べたり、テーマごとに並べることで、句集や歌集のように作品集としてそのまま「自分史作品」になります。
一方で「自分史」という言葉を含んだ川柳は少し異なります。「自分史」という言葉を含んだ川柳では、「自分史」に対するイメージや、思いをユーモアを交えて楽しく表現してあります。しかも本音が垣間見えておもしろい。

「自分史」について、本当はみんなどう思っているのだろうか?
「自分史」ってどういう風にとらえられているのだろうか?
と感じたら、ぜひ川柳を検索してみるのもおすすめです。

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