自分史活用アドバイザーで、自分史研究家の釈七月子が著書『「自分史」は語る』を出版しました

自分史活用アドバイザーで、自分史研究家の釈七月子が著書『「自分史」は語る―戦争の記憶、自分史における虚構、台湾日本語世代の自分史』(晃洋書房)を出版しました。これからの自分史を切り拓く重要な役割を担う存在としての自分史活用推進協議会の活動が詳しく紹介しており、協議会へのエールともなっています。

本書は現在、名古屋大学大学院人文学研究科博士研究員で、自分史活用推進協議会認定自分史活用アドバイザーとしても活躍している釈氏による長年の自分史研究の成果を著したもので、第1部では自分史成立前史から色川大吉の自分史の登場までを概観、第2部では日本自分史センターの自分史図書館の蔵書調査や、自分史の書き方本からのアプローチによる戦争の記憶と自分史の変遷などを巡って考察をしています。そして、第3部では自分史作品分析を行っています。一般社団法人自分史活用推進協議会は、第2部第6章に登場し、物語産業から、広く「自分史産業」への転換をもたらす存在としてその活動に注目し、多くの誌面を使って分析を行っています。特にツールとしての自分史の可能性に着目し、多種多様な業態や、多分野の人材とコラボレーションをしながら自分史の世界を切り拓いていこうとしている協議会に対し熱い視線を投げかけており、協議会への最高のエールともなっています。

自分史は語る