「ライフシフト×自分史」で見つける人生100年ライフの歩き方
「人生100年時代」と言われるようになって久しくなりました。医療の進歩や生活環境の向上により、私たちはかつてないほど長く生きる可能性を手にしています。でもその一方で、「老後の生活はどうなるの?」「仕事はいつまで続けられるの?」「自分らしく生きるって、どういうこと?」——そんな不安の声も、日々耳にします。
長く生きることが前提となった今、必要なのは「自分の人生を自分で描く」という意識。年齢に縛られず、学び直しや新しい挑戦を楽しむことが、これからの時代を前向きに生きる鍵になるのではないでしょうか。そんな考え方のひとつとして、いま注目されているのが「ライフシフト」という概念です。人生の節目ごとに生き方や働き方を見直し、柔軟に再設計していく——長寿社会をしなやかに、そして自分らしく生き抜くためのヒントが詰まっています。
そしてもうひとつ、私が大切にしているのが「自分史」という手法です。過去を振り返り、自分の歩みを棚卸しすることで、これからの人生に希望や指針を見出す。自分史は、ミッドライフクライシスに悩む人たちにとっても、自分らしく生きる力を育む有効な手段になると感じています。
そんな「ライフシフト」と「自分史」をテーマにしたトークイベントに、私も登壇させていただくことになりました。2025年11月7日(金)14:00〜15:30、神田神保町のシェア書店「ブックカフェ二十世紀」(千代田区神保町2-5-4 開拓社ビル2階)にて、アクティブ・シニア倶楽部主催のイベント「人生100年の歩き方」が開催されます。

第1部では、ライフシフトジャパン代表の大野誠一さんが「人生100年時代の生き方・働き方の再設計」と題して、長寿社会をポジティブに生きるための意識改革について語られます。リクルートやパナソニック、スタートアップ支援など多彩なキャリアを通じて、まさにライフシフトを実践してきた方です。
第2部では、私・河野初江が登壇し、自分史の魅力と活用法についてお話しします。著書『ときめく自分史づくり』(オレンジページ刊)でもご紹介しているように、自分史は自己理解を深め、自分らしく生きる力を育むための大切なツールです。過去を見つめることで、未来への一歩が踏み出せる——そんな温かなメッセージをお届けできればと思っています。
最後には、大野さんとのトークセッションも予定されており、「ライフシフト×自分史」という視点から、アクティブな100年ライフの歩き方を探っていきます。長い人生を、もっと自分らしく、もっと前向きに。そんなヒントを見つけたい方に、ぜひお越しいただけたら嬉しいです。私自身も、この出会いを心から楽しみにしています。


