ときめきの自分史―母の日、父の日に自分史を贈ろう
母の日が近づくと花屋の店先に赤いカーネーションが並ぶようになります。母の日にカーネーションを贈るようになったのはアメリカが発祥です。1905年、アンナ・ジャービスさんが亡き母を偲んで、教会で白いカーネーションを配ったことが始まりとされています。この花は「母としての愛情」を象徴するものとして選ばれました。その後、母の日が広まり、日本でも戦後に定着しました。
最近の母の日の贈り物は多様化していてカーネーションだけでなく、スイーツ、アクセサリー、実用的なアイテムなども人気です。また、手作りのギフトや体験型のプレゼントも注目されています。
父の日は、1909年にアメリカのソノラ・スマート・ドッドさんが、男手一つで育ててくれた父親に感謝を伝えたいと提案したことがきっかけです。1910年6月19日に初めて式典が開催され、その後、1972年にアメリカで正式に6月の第3日曜日が「父の日」として制定されました。
父の日には、黄色いバラやヒマワリなどの花が贈られることが多いようですが、最近は趣味に合わせたアイテムや実用的なギフトも人気です。例えば、アウトドア用品や名入れグッズ、リラックスアイテムなどが選ばれています。
母の日は、普段は言えない「ありがとう」を伝える良い機会。感謝の気持ちを込めて、優しさや思いやりを持って接するようにしたいものです。そして「小さな頃はどんな子供だったの?」「お母さんのお母さんはどんな人だったの?」と尋ねてみましょう。いつもは照れて聞けない「母の自分史」を話してもらうきっかけになります。
父の日も同じです。尊敬と感謝の気持ちを込めて接しながら「小さな頃はどんな子供だったの?」「お父さんのお父さんはどんな人だったの?」と尋ねてみましょう。いつもは照れて聞けない「父の自分史」を話してもらうきっかけになります。
これを毎年続けていけば自然に「親の自分史」が完成します。どちらの日も、家族の絆を深める素敵な機会です。いつの日かカーネーションやヒマワリに添えて「母の自分史」「父の自分史」を贈ってあげられると良いですね。