「自分史まつり2024」開催しました

一般社団法人自分史活用推進協議会理事 河出岩夫

8月3日、「自分史まつり2024」が無事に開催されました。連日のように35度を超える酷暑の中、お越しいただいた方々、ありがとうございました。

「自分史まつり」は一般の方が参加できる自分史イベントですが、協議会がこうした催しを始めたのは2013年まで遡ります。当時は「自分史フェスティバル」の名前で、2013年から2017年まで行い、2018年からは「自分史まつり」と名前を変えて2019年まで開催してきました。ところが新型コロナの影響で2020年から2023年までイベントが開けず、ようやく今年、5年ぶりに一般の方向けのイベントとして復活することができたわけです。

さて、今年の「自分史まつり2024」ですが、当協議会による「プロフィール作成ワーク」もさることながら、自分史活用アドバイザーによるオリジナルワークショップも大変好評でした。音の自分史、家にまつわる自分史、キャリアデザインのための自分史、マンダラチャートを使った自分史作成など、どれもユニークな着眼で自分史の新たな魅力を楽しめる工夫が随所に凝らされていました。あらためて自分史にはいろいろな楽しみ方、無限の可能性があるのだと実感しました。

また、会場では展示コーナーも設けてあり、そのひとつに戦後80年、自分史誕生50年に向けて現在進行中の企画「今に残る戦争体験」(今のこ)プロジェクトの作品展示を行いました。額装された33点の自分史作品を食い入るようにご覧になられている方の後ろ姿が印象的でした。また、アドバイザーの活動内容や成果物等も展示され、さまざまな情報交換の場にもなっていました。

5年ぶりの開催ということで、我々もまた新たな気持ちで取り組むことができ、多くの気づきを得ることができました。来年、2025年は、戦後80年、自分史誕生50年の大きな節目を迎える年になります。自分史の魅力と可能性が少しでも伝わるよう、協議会も努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。