自分史は、かけ算-自分史活用アドバイザー認定講座(岡山)2018年11月18日開催を終えて-

開催幹事:自分史活用マスター 久本恵子

はじめに

岡山県倉敷市在住、自分史活用マスターの久本恵子です。
秋晴れの2018年11月18日(日)、第73回自分史活用アドバイザー認定講座(岡山)が開催され、
自分史活用マスターとして地方開催幹事を務め、おかげさまで、無事終了いたしました。
(自分史活用マスターが自分で講師メンバーを選定して実施する「マスター開催方式」です。)

開催の様子をご紹介いたします。
一般社団法人 自分史活用推進協議会主催「自分史活用アドバイザー認定講座」、
「自分史入門講座(認定講座の体験版)」にご関心をお持ちの方にもご参考になれば、幸いです。

岡山では、2015年11月15日(日)、2016年11月20日(日)、2017年11月19日(日)に続き、
4回目の開催です。毎年11月、1年に1回、開催しています。
受講生は、男性3名、女性2名、計5名様のご参加でした。
出身地の内訳は、岡山県3名、香川県1名、広島県1名です。

当日の様子

当日午前8時半過ぎ、JR岡山駅東口より、徒歩3分の会場、
第一セントラルビル1号館(高島屋南隣)1階の東玄関口前に続々と講師が集合。
会場は、2016年、2017年と同じです。

お申し込みの受講生も定刻前に全員ご出席で、午前9時半にスタート、
講義とワークをセットにした全8章のプログラムは次々と進行して、
一日熱心に受講いただき、無事予定通り午後7時に終了しました。
例年感じることですが、最初は硬かった会場内の空気も、様々なワークによる、
自己開示とフィードバックの温かい交流により、変化していきます。
徐々に会話も弾み、今回も、皆様、初対面同士とは思えない、真剣だけれど非常に
柔軟な、明るい、よい気が室内に満ちていました。

第8章後半では、講師から先輩アドバイザーとしてひと言、
一人40秒間ずつスピーチの時間を取り、
改めて、それぞれの自分史への熱い思いや現場での活動実績を話してもらい、
生の声としてご参考にしていただけたことと思います。
最後の協議会登録説明を終えてから、アンケートにご記入いただき、終了挨拶して、
解散前に皆様と和やかに記念撮影をしました。
お時間許す方には、夜の懇親会(交流会)にもご参加いただき、
和やかで楽しいひと時をご一緒できました。

「こんな若い自分でも、一つ一つ出来事を積み重ねて生きてきたとわかりました。
自己肯定感もアップし、自分の未来が楽しみになる一日となりました」
「最初は長い一日になると思っていましたが、終わってみれば、あっという間でした」
「非常に参考になった。現在の仕事に応用できる部分も多かったと思う」
「ワークとセミナーとの融合が、眠けをふっとばすくらい楽しかったです。
双方向の講座、いい体験でした」など、温かいコメントをいただきました。

ご自身のキャリアアップのため、ご家族の自分史を作りたいから、
自社の新たな事業展開を見据えて、など、さまざまな動機で受講くださった方々、
「自分史は、かけ算。あなたのビジネスや活動に
『自分史』を生かしませんか」の呼びかけに応えていただき、
誠にありがとうございました。

講師陣

講師陣は男性2名、女性4名、計6名で、分担して全8章の講師を担当、
私も、一部講師を務めさせていただきました。
他の講師5名は、村田敏美さん、三村邦彦さん、松尾精一郎さん、
西山真由美さん、小林鈴代さんです。
全員、中四国在住の自分史活用アドバイザーで、岡山自分史の会メンバーです。
多彩なバックグラウンドを持ち、中四国を中心に活躍しています。

岡山自分史の会、フェスティバルと認定講座の同年開催

2015年の認定講座(岡山)開催をきっかけとして、2016年1月30日、
岡山県内在住の自分史活用アドバイザーを中心とした、
岡山自分史の会を発足、会合(勉強会)を続けています。
ご縁のできた県外自分史活用アドバイザーにも、参加を声かけしています。
(代表世話人 自分史活用マスター 久本恵子)

会の活動を通して、メンバー同士、
徐々に気軽に意見やアイデアを交わせるようになり、
具体的な連携実績を重ねています。
今年2018年9月15日、昨年2017年9月2日に続き、
岡山の地では2回目となる主催行事「第2回自分史フェスティバルin岡山」を計画、
予定通り開催して、好評のうちに、無事終えることができました。

9月の自分史フェスティバルでは、
自分史活用推進協議会や自分史活用アドバイザー、
岡山自分史の会について、広く知っていただくことができました。
併せて、11月認定講座(岡山)のPRもさせていただき、
今回の認定講座講師を務めたメンバーにとっては、
担当章の準備や実践に活用してもらえる点もあり、
フェスティバルと認定講座の同年開催には、相乗効果があると実感しました。

楽しみと不安でいっぱい

楽しみと不安でいっぱい、でも、貴重な時間とエネルギーを割いて、
思いきって認定講座を受けてみようと行動を起こし、実際に申し込み、
当日会場に来てくださった方に対して、
それは誰かの期待に応える義務というよりも、
人様のお役に立てるなら、なんとうれしいことだろうと、
別のところから、新しい元気と勇気が突然リンリンと湧いてくるような、
思いがけない感触を覚えました。

自分史活用アドバイザーの世界の、
いわば入り口の、比較的のんびりとした世界は、
だんだんと奥へ足を踏み入れるにつれて、
現実のあれこれにも直面するようになります。
課題はその段階、段階で次々と生まれ、その都度、情報収集しつつ、
短時間で判断、決断して、適切に行動、対応していく必要があります。
だからこそ、また一段、一段と、階段を上に昇っていける、
学び成長できるのだと思い、ありがたいことだと思っています。

ただ、そうした、ややハードな現実に加えて、
開催直前には、認定講座開催幹事としての細々とした準備や、
講師としての仕込みなど、することが多く、
いささかタイトな状況にもなります。
そんなところに、とてもうれしいメールをいただきました。

ご縁が重なり、今年2018年春より
自分史活用アドバイザーにご関心をお寄せいただき、
9月15日「第2回自分史フェスティバルin岡山」にも参加くださった、
ある方がおられます。
思いきって受けたいです、と、
今回の認定講座(岡山)にも申し込んでくださいました。
当日は熱心にご参加いただき、
アドバイザー登録も検討したいと言ってくださいました。
誠にありがたいことです。

とてもうれしいメールとは、その方から、
認定講座の前日にいただいた1通のメールです。

「明日の受講、楽しみと不安でいっぱいです。よろしくお願いします」と。

楽しみと不安でいっぱい。

自分史活用推進協議会が提供する、認定講座の公式プログラムは、
全国各地で活躍する自分史活用アドバイザーの多様な経験と実績に裏付けされた
英知のかたまり(集大成)であり、胸を張っておすすめできる、
誇れるものだと思っています。
ただ、実際に現場で認定講座を運営する私たちは生身の人間です。
お迎えする側として、新しい受講生の皆様との出会いは楽しみでありつつ、
不安が全くないといえば、それは当たらないでしょう。
まさに開催を翌日に迎えようとしている、
若干ナーバスになっているとき受け取った、この1通のメール。
その短いひと言のおかげで、新たな元気と勇気が、
私の中のどこに眠っていたのかしら、と自分でも驚くくらい、
突然リンリンと湧いてきたのです。

「楽しみと不安でいっぱいです。よろしくお願いします」、
何とありがたいお言葉でしょう。
こちらこそ、こうした方々がいてくださるからこそ、と強く思いました。
精一杯お迎えして、お役に立ちたい、と気持ちを新たにしました。
今後とも、こうしたお気持ちの方に、どんどん受講していただきたい、
認定講座(岡山)での出会いを契機に、
岡山自分史の会の仲間になっていただきたい、
そう思いました。

おわりに

今後、岡山だけでなく、各地で、
自分史活用推進協議会主催「自分史活用アドバイザー認定講座」が
次々と開催されます。
自分史活用アドバイザーや認定講座に淡いご関心をお持ちの方には、
「自分史入門講座(認定講座の体験版)」もございます。
どうぞ、一歩踏み出す勇気を出して、前に進んでみませんか。
全国の自分史活用アドバイザーが、新しい方々との出会いをお待ちしています。

今回の岡山での受講生の皆様と、自分史活用アドバイザーの仲間として、
岡山自分史の会メンバーとして、共に活動できることを願っています。

今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
誠にありがとうございました。

講師
第1章 村田敏美さん
第2章、第8章 久本恵子
第3章 三村邦彦さん
第4章 松尾精一郎さん
第5章、第6章 西山真由美さん
第7章 小林鈴代さん

サポート
松尾精一郎さん 機材関連全般、一部パワーポイント操作補助、記録撮影
他講師(分担) 受付、各章プログラムでグループワークに参加