AIの自分史活用は危険?

一般社団法人自分史活用推進協議会理事 菖蒲 亨

AIを用いて絵本をつくり、全国4か所の書店さん(渋谷、名古屋、京都、福岡)で4か月弱、販売していただいています。内容に問題がないかなど、その書店さんにチェックしていただいているので、著作権上も法的、風紀的にも問題ないはずだと考えていますが、AIって、本当にだいじょうぶなの?というのが、正直なところの私の心情です。

Ledge.aiの情報によると、OpenAIは2026年2月25日、「Disrupting malicious uses of our models(当社モデルの悪用への対処)」と題した最新の脅威レポートを公開し、高市早苗首相を標的とする秘密影響工作(covert influence operation)の計画立案を試みていた、中国の法執行機関に関連する人物と結びついたChatGPTアカウントを停止したと発表したとのことです。

また一方で、多くのサイトで見かける警告が、AIが学習したデータは、特定の情報だけをピンポイントで取り除くことができないとのことです。つまり私的に解釈すると、私がいったんAIに打ち込んだなにがしかはもう削除できず、それからあとに当該AIを活用する人々の問いかけへの回答に永遠に利用されるということです。

SNS上に上げられた写真を元に居住地を見つけ出されたなんて話はだいぶ前から聞きますが、個人情報が山のようにつめこまれた自分史をAIに読み込ませて、要旨を書け、とか年表にしてなんて試しにやってみた人がいた日には、その個人情報がどうなるのか。恐ろしくて仕様がありません。結果がやはり恐ろしくてできませんが、AIに知る限りの個人情報を出せなんて求めたら、どうなるのでしょうか。先のOpenAIの件では、ChatGPTが拒否したとのことなので、これに対してもやはり拒否してくれるのではないかと期待しています。

AIを利用して自分史活用に役立てようとする場合には、良識と節度と恐怖心を忘れずに臨もうと考えています。