長編小説という自分史

自分史活用アドバイザー 泉正人

自分史作りを仕事の一部とするようになってから、自分自身の自分史はいつ作ろうかと漠然と思うようになりました。しかし、仕事が忙しい等を理由に全く手つかずの状態でした。

最近、何故だか昔の出来事を鮮明に思い出すことが増えました。理由は分かりませんが、以前就いていた仕事のことがほとんどです。未だ社会の中で職業に就いた形で活動していているから仕事中心の思いになっているのだろうかと思います。思い浮かんでくるのは、仕事上の一瞬を切り取ったような情景ばかりです。その時にかかわった人の顔や、目の前で展開していた事態などです。

ゆっくり自分史作りに向き合う時間と気持ちの余裕が無いのなら、せめて心に浮かんだ昔の出来事をメモ書きにして残していこうかと思い始めています。

記憶がまだ鮮明な最近の出来事というものは、感情的なものも一緒に思い出されるので、その時々の負の感情が伴うこと多いように思います。もっともそうでないと記憶に残ることもないのでしょうから。

そういう理由からも、仕事上の出来事などを実際に記録的なものとして書くには、負の記憶を浄化するために、短くとも数年単位の時間の経過が必要ではないのかと思っています。

そして随分と長い年月を経て、負の感情も薄れてきた昨今、もう書いてもいい状況になりつつある出来事の方が多くなった今だからこそ、自分の軌跡を書き始めてみようかという気になってきたのかもしれません。

幸いなことに、今そこに見えるのは情景だけであって、それに伴う負の感情はほとんど湧いてこないのです。無意識に抑えこんでいるのかもしれませんが。

まず最初に、どんな職業についていたのかを思い浮かぶままパソコン上で箇条書きしています。更に企業名や就いていた具体的な職種も付加していき、その経験が今の自分の形成にどのようにつながっているのかも拾い出していこうと思います。

作業はまだ始めたばかりですが、短期間のアルバイト等も含めると、高校生の郵便局アルバイトか始まって今に至るまでに職種で30以上、同職種での転職が何度もあるので、企業数でいくと50以上になるのではないかと思います。それぞれの場所で様々な仕事を経験して方法と技術を身に付けて、数えきれないほど多くの人達と巡り会って接点を持ち、それぞれの世界で生きる沢山の人生を目にして来たことになりそうです。

そんな様々な記憶と自分史とをどのように結び付けていこうかと考える時、答えは以外に早く見つかりました。私自身の趣味でもある小説にして書いてみようということです。職業ごとに思い浮かぶ小さな細切れの出来事をつなぎ合わせて、私自身の自分史という長編小説を作ってみようかと思っています。架空の登場人物に私自身の姿を託して、事実半分、架空半分の物語を。仕事に就いていた時間は、私の今までの人生の中の多くの時間を占めているのですから、職業上の記録こそが人生の多くを占めることにもなるのですから。

自分史というものは、形式は様々、書き方も自由であっていいのだろうと思いますので、自分に合ったこの形式でやってみるのも一つの方法なのだろうと考えています。

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