一粒の薬の誕生に隠れた自分史

医療系ライターで薬剤師でもある畑川アドバイザーのブログです。畑川アドバイザーはネット上で完結できるエンディングノート(生涯の鍵 La Clef d’une vie) の運営もしており、その中で特に医療の事前指示書の重要性を訴えています。今回は薬剤師として活躍する畑川アドバイザーならではの視点による自分史と薬との繋がりについてです。

【一粒の薬の誕生に隠れた自分史】

私の主な仕事は、医師が処方する医薬品の使用方法や、その薬の持つ特性を伝える資料を作る事です。私は極めて末端ではありますが、薬が医師や薬剤師の方を通じて皆さんのお手元に届くまでの間には、研究・開発・発売準備する人、そして、開発の時に同意した上で服用していただく患者さんなど、多くの人が関わっています。

ある薬は本当に優秀で誰にも持っていない力を持ち、素晴らしく光っています。皆さんが待ち望んでいて、揺るぎない信頼を得ています。その薬の登場で今まで手術が必要だった病気が薬を飲むだけで治るようになったり、今まで苦痛だった状態を楽にして、患者さんにとても喜んでいただけるような薬だったり。

一方で、もう既にある程度使われている種類の中で、更に飲み方や使い方が便利になったり、効き目が一層高まったり、副作用の問題を解決できるようになったりする薬があります。

薬そのものの誕生までの資料は膨大なものですが、そこにも、積み重なった歴史があります。そこに関わった方達の時間の一部。それが薬の承認・誕生に捧げた時間や思いがあります。

データは心情抜きにして抽出し制作していきますが、その一つ一つにたくさんの方、たくさんの会社、の思いを考えながら作業をすると、この薬と仕事との出会いに改めて感謝の思いを感じますし、引き締まる思いで向き合っています。

もし、薬を受け取って飲む時は、1人でも患者さんの毎日をより良いものにできるよう、元気が戻るよう、そんなたくさんの思いが、手の中の一粒に入っていると思ってくだされば幸いです。(もちろん、お薬の効き目、副作用にも目を通し、用法・用量を守ってご使用下さいね)

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