2016年12月に群馬県前橋市の消費生活センターから協議会に連絡があり、例年3月前後に開催している「くらしのセミナー」3講座の一つを自分史講座にしたいと講師依頼がありました。私はこの土地に縁があったため応募し幸運にも選任されたため、先方と相談しながら時間や参加者に合わせた企画を立案・準備し、実施してまいりました。

先方のご担当者は一方向の講義形式ではなくワークショップスタイルの講座を想定されていました。協議会関連のイベントでも何度か実施されたマッピング自分史のワークショップのことをご存じだったそうです。今回は時間や人数を考えて、「一枚の自分史」づくりの体験を中心に組み立てることにしました。

●日程
2017/03/07(火) 13:30-15:00 1時間半

●講座名称
前橋市消費生活センター「くらしのセミナー」
「自分史講座 〜これからの日々をあかるく過ごすために〜」

●場所
前橋テルサ 9階 つつじの間 (前橋市千代田町2-5-1)

●参加者 約30名

●想定内容
「自分史」と聞くと、人生を締めくくるために時間をかけて執筆された立派な本を想像される方が多いのではないかと思います。
本講座で扱う自分史は少し趣が違います。これからの日々をあかるく過ごすためにひとつひとつの出来事を深く振り返る体験をしていただきます。きっかけにするのは、皆さんのアルバムにある思い出深い1枚の写真。写真を見ながら、どんな体験だったかを「一枚の自分史」にまとめていただきます。その執筆体験を参加者の間で共有し、他の方の助けも借りてさらなる気づきを得る場に設計しました。

●参加者への事前広報で持参をお願いしたもの
筆記具(基本的なものに加えて色ペン等、お好きなものを)
思い出の写真を1-3点。(他の参加者に見せてよいもの)
お忘れになる可能性を考えて、300枚程度の写真を持参。(昭和のもの・風景等)

●実際の進行
○導入 ※写真1
・講師の自己紹介:市内の写真や講師の「一枚の自分史」を使いながら。
・今日のルール(お互いの個人情報の守秘・写真撮影についての注意)
○自分史の広がりのご紹介
・自分史の事例
・自分史活用推進協議会の活動紹介
○「一枚の自分史」の紹介とワークの説明
・実例をスクリーンで投影。さらに実物パネルも展示。
○「一枚の自分史」作成
・縦書き・横書きに対応した特製原稿用紙(675字マス)を配布 ※ 写真2
○発表(お一人ずつ朗読)と感想共有

写真1

写真2

題材にする“一枚の写真”の持参をお忘れになる可能性を考えて、60歳代の世代には見覚えがあるであろうモノや風景の写真を念のために準備していきましたが、結果として3割程度の方が持参されなかったので準備が役に立ちました。学校給食の写真を囲んで皆さんのお話が盛り上がっているグループも見受けられ、個人的な写真でなくとも共有の思い出を引き出せる場面があることにあらためて気づかされました。

「一枚の自分史」の執筆は短時間のワークでしたが、一心不乱に執筆をされる方が大多数で、原稿用紙をおおむね埋めきったかたの多数いらっしゃいました。事務局スタッフとして陪席されたお二人からも皆さんが熱心に取り組まれたことに驚いたとのコメントをいただきました。

前橋市では翌月に「自分史フェスティバルin前橋」を開催予定です。この日自分史に関心を持たれた参加者にもぜひご来場いただきたいと考え、講座の最後にご案内して終了しました。

自分史活用マスター 本間浩一